都民塾

都民塾だより No.54

 第54回都民塾(呼び掛け人 立石晴康前東京都議会議員)が、平成29年12月21日(木)午後7時から中央区の築地本願寺講堂で開かれた。

 今回は、忘年会を兼ねてこの一年を振り返り、来るべき30年が、皆様と都民塾にとって素晴らしい一年でありますように願って開催した。

 案内文の「今回は、忘年会を兼ねますので、好きな飲み物、おつまみ、差し入れ大歓迎です。座席も工夫して、楽しい会にしたいと思います。わいわい、がやがや、わくわく進めます」というように進んだ。

 呼びかけ人の立石晴康さん、世話人代表の野口和久の挨拶に続いて、「会員の方々から何名か、シンポジウムの形でお話いただきます」という今回の趣旨から、常連の原田敬美前港区長が東京都の抱える問題についてこう話した。

 「東京都は国際金融都市を宣言し、アジアの金融ハブを目指すとしているが、現実的ではない。東京には皇居、浅草、上野の美術・博物館、浜離宮、中央区には銀座・日本橋や佃の古い木造の住宅街など素晴らしい文化・技術の粋、観光資源がある。

 ニューヨークの観光収入は6千億円になるが、NYの交響楽団指揮者の収入は1億円、博物館の学芸員の給与は2千万と文化・芸術に予算をかけている。東京は、観光資源を活かし、文化芸術都市を目指すべきだ」

 続いて、CSSP理事長の白井康裕さんが、都民塾が協力して来年7月に中央区の築地本願寺で開催する「アートコラボレーション・イベント」について説明。

 「アートコラボレーションの目的は、国際的評価の高い芸術家と子どもたちが協同で絵画を制作、その過程で創造性を養うものです。フランスからレジオン・ド・ヌール勲章を授与された松井守男画伯が協力、築地本願寺・前庭で、大きな三彩紙(サイズ135cm×3,000 cmのハイテク和紙)に染彩します。

 染彩は、中央区内の小学生とともに、都民塾、築地本願寺門信徒、及び在日外国人の子弟ら約300名が松井画伯の指導で行います。東京2020オリンピック・パラリンピックを目指すアスリートの参加も予定されています。

 完成作品は、建設会社の協力で築地本願寺本堂に巻き付け、夜間はライトアップ。その後、作品は中央区内を巡回、2020年には中央区に建設される五輪選手村に展示、最終的に、フランス国立・ルーヴル美術館に収蔵される予定です。

 実施予定日は、第1回は2018年7月24日(火)を目途とし、第2回以降は2019年、20年とし、以後、レガシーとして毎年開催の予定です」

 また、浜町で喫茶店を経営する堀部さんによるピアノ演奏があり、『A列車で行こう』などを披露、ピアノ伴奏で『上を向いて歩こう』を全員で歌った。

 新年の第1回都民塾は、1月25日(木)午後6時30分から築地本願寺で開催される。来年から、「終了時間を早めたほうがいい」と言う声があり、開会が午後6時30分からとなりますので、ご注意ください。

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