日本橋徒然草

NO.3 元気な笑顔

令和2年1月5日 立石晴康

 お正月に、親友の家族夫婦に5人の子どもさんが毎年訪れてくれて20年近くになります。正月の風景も随分変わりましたけれども、子どものいない私達夫婦にとっては家族のように訪ねてくれるお子様方の成長を、頼もしく喜んでお迎えしています。

 ビールに日本酒、ワインなどなど、楽しく酌み交わしながら、過ぎた一年とこれからの一年を賑やかに語り予測しています。彼の一家が大好きなおせち料理をもってきてくださり、我が家のおせち料理とともに楽しくいただいております。

 おかげで体重が4キロ増えました。近所のかかりつけのドクターから、くれぐれも体重を安定させるように注意を受けておりました。特にお正月はお餅や食べすぎに注意するように厳重に指導を受けました。

 にも拘わらず、体重が4キロも増え、半月後に予約したドクターに怒られないよう必死で減量に努めています。でも少しも体重計は変わらず、がっくりきています。

 お正月には家内の実家茨城県古河に新年の挨拶をし、家内の両親のお寺に墓参りをいたしました。穏やかなお天気に恵まれてお寺参りができました。

 帰りに宇都宮線で東京に向かいながら、結婚してかれこれ50年近くなるのだなあと、感慨無量な思いでした。

 昨年の暮れ、仲良しの友人が職場で倒れ、2週間の昏睡状態にありました。何事も相談する友人でしたので、随分心配いたしました。しかし幸運にも、九死に一生を得て気付きました。

 彼は職場が市ヶ谷にあり、同僚に心臓が痛いと言って倒れ、救急車で運ばれ、新宿区河田若松町にある女子医大病院に入院しました。手術は当日午後の11時に終了し、成功したとのご子息からの一報があり安心しましたが、その後の2週間の昏睡状態には家内共々悩まされましたが、御兄弟から私の家に訪問があり、兄の病状が急回復し、私の事を初めに口にしたとの嬉しい知らせでした。

 女子医大病院に家内と2人でお見舞いすると、ベッドから上体を起こし、ベッドに座って元気な笑顔を見せてくれました。良かった、良かったと握手した手には力強さを感じました。日常の暮らしの中で何よりも大切な事は、健康であることをお互いに確認しながら、この1年元気に過ごしたいものだと思いました。

 年賀状が少なくなったとはいえ、懐かしい友の顔が思い浮かべられる遠近各地から1000通を超える年賀状をいただきました。ロンドンの支店長を勤める某氏からも懐かしい年賀状をいただきました。

 また、富山のお寺に嫁いだ仏教青年会の友人からも、青年の日に共に語り明かした築地本願寺仏教青年会の思い出は宝物。と年賀状をいただきました。旅の友だちや選挙で散散お世話になった友人たちとの変わらぬ交遊には、年に1度の年賀葉書の交流は語りつくせない人生の財産であると気付かされました。

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