日本橋徒然草

NO.9 梅雨の紫陽花

令和2年6月13日 立石晴康

 6月中旬、朝の散歩に出ました。街路樹が高木も低木も文字通り、新緑のすばらし季節です。6月に入り紫陽花が見事な群れをなして紫色に、低木から顔を覗かせています。

 東日本橋の駅から清洲橋に至る途中には明治座の建物があります。この通りは昔から金座通りと呼ばれています。そこには紫にまじってピンクのかわいらしい額紫陽花が咲いています。季節は1分1秒の違いもなく、見事に訪れます。新型コロナウイルス感染症で世界中は大騒ぎしていますが、自然はそのままです。

 やがて時は移り、真っ赤な太陽の季節を迎えることになります。自然の力がにっこり笑って、大きな顔を出しています。

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